エコキュートはリースと買い取りならどっち?メリット・デメリットは?

エコキュートを導入するにはリースと買い取りの2種類の方法があります。

給湯器をエコキュートにしたいんだけど、リースにするか買い取りにするかで迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、エコキュートを導入するにはリースと買い取りならどっちがいいのかについて、それぞれのメリット・デメリットを解説しながら考えてみたいと思います。

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エコキュートのリースとは

エコキュートを利用するにはエコキュート本体を購入して設置工事をするというのが一般的ですが、エコキュートを「リース」して利用する方法もあります。

エコキュートのリースを利用すれば高額なエコキュートをわざわざ買い取らなくてもエコキュートを利用することができます。

エコキュートのリースはレンタルということ

エコキュートを「リース」するとは簡単に言うとエコキュートをレンタルして使用すると言うことです。

リースする期間を定めてエコキュートを借り、月額料金を支払うことで、エコキュートを使用することができます。

月々の利用料金は利用するエコキュートのタイプにもよりますがだいたい5,000円程度/月という場合が多いようです。

エコキュートを買い取りせずにリースするメリット・デメリットは?

エコキュートを買い取り(購入)せずに、リース契約で導入するとどういうメリット、デメリットがあるのかそれぞれ見てみましょう。

エコキュートをリースするメリット

エコキュートをリース契約で利用するメリットには次のようなものが挙げられます。

初期費用が無料、または低額で導入できる

エコキュートを買い取りで導入しようとすると、当然のことながらエコキュート本体を購入する費用とエコキュートを設置する工事費用のいわゆる「初期費用」がどうしても必要になります。

初期費用はシンプルな給湯専用タイプでも30万円、お湯張りや追い焚き機能の付いたフルオートタイプのエコキュートだと40万円以上は必要です。

エコキュートのリース契約なら、基本的にこの初期費用が必要なく、毎月定額のリース料金を支払うことでエコキュートを利用することができます。

リース契約中は修理費が掛からない

リース契約の場合、期間中にエコキュートが故障したら無償で修理又は同等機種に交換してもらえます。(ユーザー側の過失や故意による故障は除く)

普通に購入した場合、メーカー保証で修理ができる期間は大体1年から5年(故障個所によって保証期間は変わります)です。

もしそれ以上の保証を希望する場合には、購入時にメーカーの延長保証に有償で加入する必要があり、大体10年保証で3~4万円程度追加で必要になります。

また、リース会社によっては、メーカー保証ではカバーしていない自然災害の場合も保証してくれるものもあります。

リース期間中は、故障修理による費用負担の心配がないというのは、エコキュートのリースを選択する上で、大きなメリットと言えます。

運営会社がしっかりしている

現在、エコキュートのリースを行っている主なリース会社は次の通りです。

会社名サービス名
株式会社Eライフ・パートナーズ(東北電力企業グループ)すぽっ!と電化リース
TEPCOホームテック株式会社(東京電力グループ)エネカリ
かんでんEハウス株式会社 (関西電力グループ)かんでんeリース
株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力グループ)あっと!電化パック

四電エナジーサービス株式会社(四国電力グループ)eライフサポート

※2020年4月現在

このようにエコキュートのリースの場合、サービスを提供している主な会社は、各電力会社のグループ会社なので、運営会社がしっかりとしているという点は大きなメリットです。

これに対して買い取りの場合だと、大小様々な業者がエコキュートを販売している為、運営がきちんとした業者を選ぶことはなかなか難しい部分があります。

取り付けをしてもらった業者が倒産・廃業してしまい、その後のメンテナンス・サポートが受けられないというケースも少なくありません。

買い取りでエコキュートの導入をお考えの場合は、値段だけにとらわれず後々のメンテナンスやサポートがしっかりと受けられるよう、取付業者選びを慎重に行う必要があります。

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エコキュートをリースするデメリット

エコキュートをリースで利用することで考えられるデメリットには次のようなものがあります。

最終的に自分のものにならないかも?

リース契約満了後のエコキュートの取り扱いについては、リース会社によって異なり、

「ユーザーの所有物になる」

「ユーザーの所有物にならない」

「リース契約を更新して継続使用する」

「新しいエコキュートに入れ替えて再契約」

などいろいろなケースがあります。

エコキュートが利用できれば特にこだわらないという方なら問題ないのですが、せっかく毎月お金を支払っていてもいつまでたっても自分のものにならない「借り物のまま」ということが面白くないという方もいらっしゃるかもしれません。

リース契約満了後のエコキュートの取り扱いについては、5年後、10年後のずいぶん先の話のようで確認がおろそかになりがちです。

いざリース期間終了という段階になって慌てないように、最初の契約時にあらかじめ確認しておいた方が安心です。

工事費用が別途かかる場合がある

エコキュートのリースでは初期費用が無料または低額で導入できると紹介しましたが、リースの契約によっては、エコキュートの取付工事費用についてはユーザー側の負担となる場合があります。

また、基本的に工事費用が無料の契約の場合でも、配管の延長が必要であったり、新たにふろ配管を新設しなければいけない場合など、あらかじめ定められている無料工事の範囲を超える工事が必要な場合は、別途工事費用が必要な場合があります。

リース契約で工事費用がかかるかどうかは、契約時や工事前の下見の段階であらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。

契約途中での解約ができない

エコキュートのリース契約は、原則として途中で解約することができません。ユーザー側の希望でやむを得ず解約する場合には、残りのリース料金と解約手数料を支払わなければいけません。

エコキュートのリース契約期間は10年間というのが一般的です。

確実に10年間は変わらずエコキュートを利用するのであれば途中解約ができないということは必ずしもデメリットとは言えませんが、10年の間には転居が必要になったり、家族構成が変わったりしてエコキュート自体が必要なくなるなど何があるか分かりません。

そういう意味では10年間という長期間のいわゆる「縛り」があるのはエコキュートリースのデメリットと言えます。

希望の機種を選べない場合がある

エコキュートのリース契約では、使用するエコキュートはリース会社が指定するメーカー、機種の中から選ばなければいけません。

近年、各メーカーが様々な特色を持ったエコキュートを発売していて、省エネ性能などに加ええて、マイクロバブル浴や銀イオン洗浄などの「快適性能」を充実したモデルもラインナップされています。

もし、それらの機能をこだわって選びたい場合は、リース契約だと希望の機種を選べない(リース会社が希望のメーカーや機種を扱っていない)可能性もあり、ある程度妥協してエコキュートを選ばなければならないかもしれません。

トータルコストでは割高になる可能性がある

エコキュートのリース契約は導入時のコストを安く抑えることができますが、毎月定額の費用を10年間にわたって支払うことになるので、10年間のトータルで見ると支払うコストが買い取りに比べて割高になる場合が多いのは否定できません。

例えば四国電力のリースプラン「eライフサポート」を例にとってみると、「フルオートタイプの角形(ハイグレード)370リットル」の10年間の支払総額は、

月額料金4,800円×12カ月×10年=576,000円(税抜き)となっています。

これに対して買い取りの場合だと、最近では楽天市場などのインターネットサイトでもエコキュートを工事費込みで安く販売している業者が多くなってきていて、メーカー延長保証を含めても、リース総額に比べてかなり安く購入できるケースが増えています。

↓↓楽天市場で販売されているエコキュート工事費込み価格の一例↓↓

 

 

⇒⇒こちらのページからエコキュートの買い取りの場合の価格相場をメーカー別に確認できます。

また買い取りの場合は、初期投資抑えるにはリフォームローンを組む方法もあります。

もちろん金利が掛かりますので、リースの場合と比較して無理のない支払いができる方を選びましょう。

エコキュート導入はリースと買い取りどっちがいい?

エコキュートのリース契約のメリット・デメリットのご紹介してきましたが、結局のところ、リースと買い取りではどっちがいいのでしょうか?

結論から言うと、エコキュートを一括で購入できる資金がある方は、「買い取り」の方が圧倒的におススメです。

エコキュート本体の販売価格も下がってきていますし、故障が心配な方で10年のメーカー延長保証に加入したとしてもトータルで支払うコストがリースに比べて安く済みます。

しかし、まとまった資金がない場合や、初期費用をできるだけ抑えてエコキュートを導入したい方、エコキュート導入後のより手厚い保証を求める方はリースを検討するのもアリだと思います。

今回ご紹介したように、エコキュートのリースと買い取りとはどちらもメリット・デメリットがありますので、それらを比較したうえで最適な導入方法を選びたいものです。

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